CAさんが「飛行機の窓のシェードを開けてください。」とお願いする理由

2017年07月25日

Airplane landing at dusk, with landing lights turned on.

飛行機の離着陸時にシートベルトをしなければならないのは「安全のため」ですよね。

ですが、飛行機の窓のシェードを下げていると、 CAさんに見つかって「シェードを上げてください」と言われます。「眩しいのになぜ閉めなきゃいけないの?」と言う疑問が脳裏に浮かんだけれど、離陸時間が迫ってるし、CAさんも切羽詰まっている様子だったので、一旦指示に従い、窓のシェードを開けた。

しばらくしてから、CAさんに窓のシェードを閉めなければ行けない理由を聞いて「なるほど!」と納得しました。

 

 

窓のシェードを上げる理由

理由もわからないまま、離着陸時の窓のシェードを開けさせらている方も多いと思います。

ズバリ、窓のシェードを上げる理由は「安全」のためです。

飛行機と関わりの深い「魔の11分を気をつけろ」という言葉があります。

「魔の11分」は、離陸後3分、着陸前後8分のことで、航空機事故の80%以上がこの11分間の間に起こっているのです。

したがって、CAさんはもしかしたら起こるかもしれない危険な状況に備えて、飛行機の外の状況を察して、有事の際の客の脱出誘導などの行動を起こさなければならない。

また、管制塔などの外部からの機内の状況をみて、安全性を確保しなければなりません。しかし、この時に窓のシェードが下がっていると、離着陸時、最も多く発生するエンジン異常などの問題を発見できないばかりか、問題を発見した場合でも、正確な状況把握のために、窓のシェードを上げルノに要する追加行動に時間がかかってしまいます。その数秒間の遅れが生死を分けることになるのです。

最も危険な11分の間の迅速な判断と対処によって、生存の可能性が飛躍的に高くなるのです。

 

 

 

窓のシェードを上げておくことの重要性

Shot of an exit sign inside an airplane

ある航空専門家は「緊急事態発生時の乗組員は、1分30秒余りの間に状況をチェックして、乗客の安全を守らなければならない。」とし「窓から外の状況をうかがえることが非常に重要である。」と述べた。また、そこまで乗務員が見られないトラブルを乗客から窓から発見し、乗務員に知らせ対処された事例もある。

この他にも、離着陸時に機内が暗くなったり、灯りが消えることも事故防止とも関係があります。

機内に深刻な異常が発生した場合、電源がオフになる。なので、機内から脱出路を把握するには、暗くなった機内に目が慣れなければいけません。

明るい状態から暗い状態になった場合、しばらくの間、視界が悪くなります。この時間も脱出のための貴重な時間なので、暗くしているんですね。

 

また、座席のテーブルをたたんで座席を所定の位置に戻す理由も、緊急事態の時、一番安全な姿勢を保つ「不時着時の姿勢(Brace Position)」のスペースを確保するためです。

 

 

 

まとめ

めったに起きることではないですが、万が一、問題が発生した場合、パニックになり、判断がぼやけてしまいます。あらかじめ対処方法を熟知して置いて、少し不憫ですが、 CAさんの指示に従うことが大事な心構えだと感じます。

 

-トラベルハック, 旅知識

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